
・2022年12月01日:批判的なクチコミへの対応について追記しました。
・2022年08月01日:Googleマイビジネス表記を「Googleビジネスプロフィール」に変更しました。
・2020年03月23日:新型コロナウイルスによる機能制限について、記事の冒頭に追記しました。
・2020年03月21日:新型コロナウイルスによる影響について、記事の冒頭に追記しました。
・2020年01月01日:インサイトデータを活用し、お客さんを増やそう!の項目を追記しました。
・2019年11月11日:掲載可能な店舗名について追記しました。
・2019年10月10日:プロフィール名(略称)の設定について追記しました。
・2019年06月20日:EPARKサービスによる誤表記の件について追記しました。
新型コロナウイルスによる影響について
【2020年03月23日追記】
ただいまGoogleビジネスプロフィールの、以下の機能について制限していると、公式アナウンスがありました。
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響による Google ビジネスプロフィールの機能制限について – Google ビジネスプロフィール ヘルプ
重要な健康関連ビジネスについては、
・新しいビジネスの申請
・オーナー権限の申請
などは優先して審査されます。
一方、それ(重要な健康関連)以外のビジネスについて上記の審査は、遅れることが見込まれているとのことです。
またこの機能制限中は、
・新しいクチコミ
・クチコミへの返信
・Q&A
などについては、全般的に利用ができません。
なおこの機能制限がいつまで継続されるのかについては、不明です。
【2020年03月21日追記】
あなたのビジネスは、新型コロナウイルスによる影響を受けていませんか?
もし、以下の項目に該当する場合は、すぐにGoogleビジネスプロフィールの情報を変更しましょう。
・営業曜日が変わった
・営業時間が変わった
・サービスのメニューや料金が変わった
・電話番号が変わった(一時的に閉店し固定電話が受けられない場合など)
また、それらについて投稿し(この記事の後ろの方に書きましたが、ビジネスプロフィールには投稿機能があります)、お客さんに伝えましょう。
「営業中と書いているのに、お店に来たら閉まってた」
なんてことのないようにしましょう。
無料で集客できる、Googleビジネスプロフィールとは
外出中に「コーヒーが飲みたいな」と思うこと、ありますよね。
そういう時、あなたはどうやって探しますか?
実はGoogle検索、特にGoogleマップで探す人が、ここ最近とても増えているのです。
お客さんはこのように、Googleマップで店舗を探しています。
こういう時、あなたの店舗がここにありますよと伝えられれば、高確率で来てもらえますよね。
そのためのツールが、Googleビジネスプロフィールなのです。
Googleビジネスプロフィールを使うと、あなたの店舗の場所・名前・電話番号・ホームページ・営業時間などさまざまな情報をたくさんの人に伝え、集客へつなげられるのです。
しかもこれが無料と来た日には、もはや「やってないだけで損をしている」と言えるほど、必須のツールです。
でも設定が難しいんじゃ?
そんなことはありません。
Googleビジネスプロフィールって一体どんなことができるの?どうすれば始められる?
さまざまな疑問をこのページで、分かりやすく、しかも徹底的に解説します!
もうすでに使っている方でも「そんな使い方があるのか!」と驚くような活用方法も。
この記事を読めば、きっとGoogleビジネスプロフィールをマスターし、今日からすぐに店舗集客へつなげられるでしょう。
Googleビジネスプロフィールを始めれば、無料で店舗集客ができます
Googleビジネスプロフィールに登録すると、検索結果の画面に大きく、あなたの会社・店舗の情報が表示されるようになります。
営業時間、ウェブサイトへのリンク、地図、電話番号などの店舗情報が表示されると、地図でルート案内が出たり、電話番号はタップすれば通話ができたり。表示画面から店舗へ簡単にアクセスができるのです。
店舗営業が終われば、「営業時間外」と赤字でわかりやすく表示されるので、お客さんがせっかくお店に来たのに閉店してた、ガッカリ…なんて事も無くなるでしょう。
【準備編】Googleビジネスプロフィールに登録しよう!
ユーザーにとって、またサービスを提供する側にとっても、Googleビジネスプロフィールは便利な機能が盛りだくさんです。
「始めてみたいけど、どうやったらいいの?」
「パソコンは苦手で最後までたどり着けるか自信がない…」
と思った方のために、まずは登録完了までの流れを分かりやすく説明します!

今日はGoogleビジネスプロフィールの登録方法についてご説明しますね。
一画面ずつ進めていきますので、ゆっくり確認しながらマネすれば、誰でも登録できますよ。

「アライアンスソーシャルシェアオフィス別府」の代表、宮井智史さんです。

株式会社ASO(アライアンスソーシャルシェアオフィスベップ)の代表宮井さん。同社は別府を中心に起業家をサポートするシェアオフィスとして支援活動をしながら、最近は移住分野にもその範囲を広げています。






だから今すぐここで登録して、ちゃんとアピールできる状態にしておきましょう。

だから今日は、私と一緒に登録をしてみて、その方法をみなさんにお伝えしたいと。
そのモデルとして、宮井さんに声をかけました。

あなたのビジネスを、Googleがどんな風に認識しているのか確認しよう。
【用語解説】
この記事での「ビジネス」とは、事業や会社、店舗などのことを指します。
「あなたのビジネス」とは、あなたの会社や店舗などの意味です。



A:Googleビジネスプロフィールに登録されていない
B:Googleビジネスプロフィールに登録されているけど、オーナー確認はまだやってない
C:Googleビジネスプロフィールに登録し、オーナー確認まで済んでいる


宮井さんだったら、「アライアンスソーシャルシェアオフィス別府」ですね。

ローカルパックが表示されていない例
パターンA:Googleビジネスプロフィールに登録されていない

これはパターンAです。


これをローカルパックと言います。
ローカルパックの表示例


パターンB:Googleビジネスプロフィールに登録されているけど、オーナー確認はまだやってないケース




実際に多いのはパターンBの「Googleビジネスプロフィールに自動登録されているけど、オーナー確認はまだやってない」ケースです。

でもちょっと待ってください。
自動登録してくれてるんなら、私たちは何もしなくていいんじゃ?


そう思いますよね。ところが、それが逆なんです。


だからGoogleがその情報をを正しく解釈できないことも多く、誤った住所が自動登録されていたり、Googleが理解できた情報だけ虫食いで掲載してるってことは、よくあるんです。
だから自動的に登録されてるとかされてないとかに関係なく、自分のビジネスを確認して、正しい情報を登録・修正しないといけないんだ。



ある食堂が、火曜だけお客さんが来ないで悩んでたそうなんです。




それを修正したら、火曜もお客さんが来るようになったと。
原因が分かって良かったですね。

パターンC:すでに登録されているケース

これはあなたがすでに登録を済ませているケースで、パターンCです。
https://mybusiness.google.com
上のリンク(Googleビジネスプロフィールのログイン画面)からすぐに編集ができます。
さっそく集客につなげましょう!

Googleアカウントが違うか、またはあなたのお店のスタッフさんが気を利かせて登録している可能性が高いです。
(またはYahoo!で検索しているかも?Googleで検索し直してください。)
ここまでのまとめ
【用語解説】ローカルパック
検索結果画面で表示される、そのビジネスの概要を説明する、表示枠のことです。
写真や基本情報、地図などが、ひと目で分かりやすく表示されます。
ビジネスプロフィール判定チャート
Googleビジネスプロフィールに登録する時、スタート地点が3種類あります。
あなたのビジネス名をGoogleで検索して、3つのうちどのパターンに当てはまるか?を確認しましょう。
あなたのビジネスがどのパターンに当てはまるのか、分かりましたか?
次章では、パターンごとに登録方法をご説明します。
ビジネスの登録をしよう

パターンBの方は、ここをクリックして、「オーナー確認をしよう」に進んでください。
パターンCの方は後半の「運用編」に進んでください。

ここをクリックして、登録を進めます。





つまり、法人であれば登記の通りの名称、飲食店だったら「飲食店営業許可申請書」で申請した店舗名、屋号です。

しかしこれは規約違反です。通報されると削除対象となってしまいます。
削除されると復活はかなり難しいので、決してやってはいけません。


でも、地図上がそういう情報で埋め尽くされたらどうなるでしょう?
あっちこっちで好き勝手にNo.1とかオススメって書かれてたら、お客さんにとって不便ですよね。



・登記情報
・ホームページ上での住所表示
・ビジネスプロフィールの住所
を完全に揃えるようにします。
全角や半角、アルファベット大文字小文字、・(中点)やスペースの有無、丁目表示(3番7号なのか3-7なのか)などを、全く同じにしましょう。これをNAPの統一と言います。検索結果の精度を高めるために有効だと言われています。
ただ、精度云々よりも、見る人にとって分かりやすいものが大事。やはり揃えて表示するべきです。
お客さんにとって分かりやすいか?が基準なんですね。


住所を入力しましたので、最初からピンが住所の位置を指しているはずですが、時々正しく表示しない事があります。
画面右下にあるプラスマイナスのマークで拡大表示したり、ドラッグしてみて位置を正確に登録してください。
誤った位置のままだと、検索した人は登録に沿って店舗と違う場所に行ってしまいます。
地図を拡大して、ピンが正しい建物を指していることを確認しましょう。

近いキーワードをいくつか入れたり消したりしてみて、出てくる候補の中から選んで下さい。


「オフィス」と入力したところ「共同オフィス」が表示されたので、これを選びましょう。
カテゴリは複数指定が可能、登録後の追加・変更もできます。
ピッタリのものが見つからなければ、ひとまず見つかった範囲で一番近いものを入れて、あとでゆっくり探しましょう。

電話番号は携帯でもOKですし、ウェブサイトを持ってない場合はfacebookページのURLでも登録できます。
このまま続行を押して下さい。
オーナー確認をしよう






確認コードを読み上げますので、それをメモして画面に入力して下さい。

確認コードを正しく入力できたら、オーナー確認の完了です。
このビジネスの情報を管理・編集できるようになりました。
オーナー確認が完了したのを確認しよう

オーナー確認から始めたパターンBの方は、「あなたがオーナーですか?」の表示が消えているでしょう。




その中で無料で集客できるわけですから、やらないと損です。
登録はすぐできます。5分で終わります。
皆さんも、ここまでの手順を参考にしてご自身のビジネスを登録し、集客に生かしてくださいね。
ASOでは、オフィスを利用する会員を募集中です。
事務所としてはもちろん、インキュベーションマネージャーという起業の専門家がいるので相談にも乗ってもらえます、また会社の登記場所として使えます。
別府駅近くの好ロケーション、同じ起業家が集まるこの環境で、あなたのビジネスを羽ばたかせましょう。
またシェアオフィスだけでなく、レンタル会議室やさまざまなイベントも開催していますので、facebookページもチェックしてみましょう。
ASOのfacebookページはこちら
【運用編】集客力をアップさせよう!
ここからは登録を済ませた方が、Googleビジネスプロフィールを更に活用するための方法を書いています。
最近では、登録しているビジネス数が増えてきました。
競合他店よりも集客力をアップさせるための施策を紹介します。
ビジネスの詳細を登録
http://mybusiness.google.com/
このURLを開いて、もっと詳しく、ビジネスの詳細を登録しましょう。
※ここまではスマートフォンでもできますが、これから先はスマートフォンに表示されないメニューが出てきます。詳細登録は、必ずパソコンで行いましょう。
左メニューの「情報」をクリックしてください。
営業時間の追加
まず「営業時間を追加」を押して、正確な営業時間を入力します。
正しく入力しておけば「あのお店、何時までだったかな、まだ間に合うかな?」と悩んでいるお客さんが、安心してお店に来てくれるようになるでしょう。
曜日ごとに時間帯を設定できます。
右側にある「営業時間を追加」は、一日のうちに営業時間が複数ある場合に使います。例えばランチ営業の後、14時~18時はお店を閉めてる飲食店ってありますよね。そんな時に、11時~14時と、18時~23時というように、複数の営業時間を登録します。
ビジネス情報(説明文)
これも必ず入力してください。
750文字分のスペースがあるので「そんなに長く書けないよ…」と思うかもしれませんが、ここに書いてある文字は検索キーワードにヒットするので、とても重要なのです。
例えば「夜景が見えるカップルシートもあります」と書いてあれば、「夜景」「カップルシート」の他に「デート」などで検索された時も(Googleが気を利かせて)ヒットさせます。
写真
お店の雰囲気を伝えるためには、写真がかなり重要です。
またロゴマークなどを登録すると、印象に残りやすく、おすすめです。
Googleでは「こういう写真を載せると良いですよ」というアドバイスをしてくれていて、次のページから確認できます。
ビジネス用写真
https://support.google.com/business/answer/6123536
どうやったら上位表示されやすい?
自分のお店の掲載位置が上であるほど、クリックされやすいと考えられます。
Googleは、上位表示される際の判断基準をいくつか公開しています。
Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する
https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja
これによると、以下の情報が影響するようです。
- オーナー確認しているか
- お客さんの現在地に近い
- 現在、営業中かどうか
- 検索キーワードと、ビジネスプロフィールの登録情報が一致(近い)しているか
- 登録されている情報が(写真も含め)充実しているか
- クチコミが多いか、返信しているか
- facebookやブログなど、インターネット上で話題になっているか(この事を、サイテーションと言います)
とにかくたくさんの情報を掲載しよう
次の画像をご覧ください。これは大分市内で「郷土料理」で検索したときに表示される、大分市内の居酒屋さんです。
画像の中ほどにある文章(「和風で~」)をご覧ください。短い説明文ですが、お店の特徴を的確に表しています。
実はこの文章、どこかから引っ張ってきたものを表示しているわけではありません。この文章はインターネット上には存在していないのです。
またこのお店は、ホームページも無いようです。
つまりこの文章は、インターネット上にある、このお店についての色んな情報、クチコミなどを元に、Googleが自動的に作成したと推測できます。
他のお店では、掲載している写真を元に説明文を作ったのではないか?と思われるような例もあります。
GoogleのAIは本当に驚異的な高性能です。お店を的確に上位表示するために、とにかくたくさんの情報をGoogleに与えてください。
そうすればあとはGoogleが情報をくみ取って、その情報を探している人に届けてくれます。
チェックリスト
お客さんは利用店を決める時、実に細かくいろんななポイントを確認しながら判断します。
なのでビジネスの管理者は、その判断材料を可能な限りたくさん出してあげるのが良いでしょう。
具体的には以下のようなものです。
- 営業時間(土日祝・月曜やってる美容室・年末年始の特別営業時間など)
- 駐車場の有無
- 外観写真
- 店内写真(おしゃれな店なのか、座敷は掘りごたつか)
- 飲食店のメニュー
- ランチ
- 予約必須
- PayPay使えます
- 禁煙・分煙
- ペット入店可
- WiFiの有無
- 携帯充電OK
- 写真撮影禁止
- バリアフリー
- エレベータの有無
- 配達できるか
- ラーメン替え玉OK
これらの他、サービスの言い換えなどもカバー(宅配→ケータリング、喫茶店→カフェ)するとなお良いでしょう。
イベントやセールを登録しよう
Googleビジネスプロフィールは、登録して終わりではありません。
情報を更新することで人気(ひとけ)を出し、そこからさらに精度の高い情報を表示して集客能力を高めていくことができるのです。
Googleビジネスプロフィールには、最新情報やイベントを登録する機能があります。
ここに登録しておくことで、イベントを目的に来てくれる可能性が出てくるでしょう。
フォロー機能でファンに通知
一方でユーザー側には、気になっているお店を「フォロー」する機能があります。
フォローしてくれているユーザーや、ビジネスを探している人に対して、更新情報を画像つきでお知らせすることができます。
イベントは、何回くらいユーザーに見られて、そこからさらに何回HPに来てくれたかを表示し、注目度を判断することができます。
アクセス解析を行っているなら、URLパラメータを付けると、イベント表示がどれくらい貢献しているかを調査することができます。
ホームページもしっかり書こう
Googleビジネスプロフィールは、ホームページの内容も確認・チェックしています。
次の画像を見てください。これは「カフェ 女子会」で検索したときの検索結果です。
「ウェブサイトでの記載:女子会」という項目が表示され、Googleビジネスプロフィールには書いてなくてもホームページに書かれてあれば、その記載を参考に上位表示してくれます。
レビューの数が重要な理由
レビューをたくさん書いてもらうと、とても有利です。
その理由について2つ説明します。
1.レビューの信頼性が上がるから
皆さんは、このふたつのお店があるとしたら、どちらに行きますか?
おそらく多くの方は、点数が低いにもかかわらず3.9のお店に行くのではないでしょうか?
点数が良くてもレビューの数が少ないと、関係者か親しい人が書いたんじゃ?と思われやすく、来店につながりにくいです。
逆に、たくさんの方がレビューしていれば、人気店・昔から親しまれている店だという印象が強くなります。
なので、点数は少し低くても、レビュー数の多い方が、実際には来てもらいやすくなるでしょう。
レビューの数は、信頼性なのです。
2.レビューの内容が検索にヒットするから
この画像は、大分駅近辺で「コーヒー 禁煙」で検索した時に、上位表示されたものです。
レビューの中の「禁煙」と「コーヒー」というキーワードが太字になっています。
これは検索語句がレビューの中にあるため、Googleがこのお店の関連性が高いと判断して上位表示された、と考えられます。
つまりレビューの文章が多いと、さまざまなキーワードでヒットするようになる、と言えるでしょう。
レビュー(クチコミ)を書いてもらう方法
しかしレビューを増やしたくても、自分で書くわけにはいきません。
どうしたらレビューを書いてもらえるのでしょうか?
ここでは2つの方法をご紹介します。
知り合いのビジネスにレビューを書こう
「返報性の原理」という言葉を聞いたことはありますか?
人は、何かをしてもらうとこちらも相手に対しお礼をしたい気持ちになる、という法則です。
これを活用し、まずはあなたが友達・知り合いのビジネスに、レビューを寄せましょう。
するとそれに気づいた友達は、きっとあなたのビジネスにレビューを書いてくれます。
『人を動かす』デール・カーネギー著
返報性の原理については、この本に詳しく書かれてありますので、興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。
プロフィール名(略称)を取得しよう
プロフィール名(略称)を付けると、あなたのビジネスページへ簡単にアクセスできるようになります。
左メニュー「情報」から「略称を追加」という項目をクリックしてください。
ここはまだ設定していなければ「略称を追加」と表示されていますが、すでにプロフィール名を設定済みであれば、@(アットマーク記号)を探してクリックしてください。
あなたのビジネスに関係ある、短い文字列を入力してください。
弊社ですと「sherlocksinc(sherlocks + inc)」です。
この文字列は早い者勝ちですので、短いものや覚えやすいものは無くなっていきます。
早く設定しましょう。
さて、これを設定することで、あなたのビジネスページへ短いURLでアクセスできるようになりました。
あなたのビジネスページ:https://g.page/【プロフィール名】
レビューページ:https://g.page/【プロフィール名】/review
このレビューページへのURLをメールで送ったり、QRコードにしてカードに印刷したりすれば、レビューを集めやすくなります。
繰り返しますが、このプロフィール名は早い者勝ちです。
今すぐに設定しましょう。
レビュー用QRコードを作ろう
一日にたくさんのお客さんが来店してくれるような場合、クチコミを書いてもらうようお願いするのも効果的です。
しかし、ネットやスマートフォンに慣れていない方にとっては、あなたのビジネスを表示させてレビューを書いてもらうのは、なかなか面倒くさいものです。
そこで、レビューしてもらうためのQRコードを作って、そのハードルを下げましょう。
以下に手順を説明します。
自社のGoogleMapのURLを知る
【こちらの方法は古くなりました。上のセクションで説明しましたプロフィール名(略称)を設定する方が簡単です】
あなたのビジネスには、GoogleMaps上のプレイスIDという番号が振られています。これが分かればURLを知ることができます。
- こちらのページを開きます。
https://support.google.com/business/answer/7035772?hl=ja - 画面中程にあるマップのテキストボックスに、あなたのビジネス名を入力してください。ビジネス名を入力しても候補が出ない時は、一度近くのランドマーク(駅など)を検索してから、続けてあなたのビジネス名を入力すると、上手く行ったりします。
- Place ID(プレイスID)というものが表示されますので、コピーして以下のURLにそのプレイスIDをくっつけてください。
- https://search.google.com/local/writereview?placeid=ここにあなたのプレイスIDをくっつける
このURLが、あなたのビジネスのレビューURLです。これを開くと直接レビュー画面が表示されます。
URLを元にQRコードを作って配る
QRコードはスマホのカメラで読むだけで、レビューのページが表示されるので、とても便利です。
名刺やポイントカード、レシートなどにも印刷できるため、直接アクセスしてもらいやすくなります。
ちなみに、このQRコードをカメラで読むと、弊社のレビューページが表示されます。
QRコードは、上の手順でURLが分かっていれば、ネット上で簡単に作ることができます。
「QRコード 生成」などで検索すると、無料でQRコードを作れるページがたくさんヒットします。
※なお「レビューを書いてくれたら100ポイント」のような、レビューの対価として報酬を渡す行為は、利用規約で禁止されています。
特別企画:あなたのビジネスのクチコミ書きます!
私(北)が、あなたのビジネスのクチコミを投稿します。
条件:私が行ったことがある(サービスを利用したことがある)こと。
あとメチャクチャ正直に書きます。知り合いだから★5、なんてことはしません。
「書いて!」という方、facebookか何かでメッセージを下さい。
良いレビューを書こう
これはお店側というよりもユーザー側の情報ですが、レビューを書く時のポイントについて解説します。
あなたもまた、レビューされる側である
店のレビュー欄といえば、お客さんがお店を評価する仕組みと思われがちです。
もちろん一つの側面としてそれはあるのですが、あなたの残したレビューもみんなに評価され、それはあなた自身の評価へと繋がります。
良いレビューは「いいね」マークが付き、レビュー欄内でより上位に表示されるだけでなく、あなた自身も良いレビュアーとして評価されます。
私たちはレビューをする立場であると同時に、レビューをされる立場であることを、決して忘れてはなりません。
人の役に立つのが良いレビュー
では良いレビューとはどういったものでしょうか?
これには様々な意見があるでしょうが、ひとつは「人の役に立つ情報であること」だと言えるでしょう。
そのお店について情報を探している人がそのレビューを読んで、「なるほど役に立った」と思うか。それが良いレビューかどうかだと思います。
この時、「誰にとって役に立つ情報か?」という基準を決めておくと書きやすいです。
私は打ち合わせの際に、コーヒーショップへよく立ち寄ります。
そこでそのコーヒーショップについて、営業まわりのサラリーマンにとって役に立ちそうなレビューを掲載しています。
北のレビュー一覧
https://www.google.com/maps/contrib/107059248399567597856/reviews/
MEO・MEO対策の業者に注意
皆さんはMEOという言葉を目にしたことはありますか?
検索エンジンで上位に表示されるよう手を打つことをSEOと言いますが、MEOとはGoogleビジネスプロフィールに登録し、Googleマップなどで上位表示されるようにすることです(Map Engine Optimization)。
正にこの記事で紹介してきたようなこと。これをMEO対策と呼んだりします。
残念ながらSEO対策の業者はハズレ率が非常に高く、効果が望めないものを高額で買ってしまったという方が、大分県内にもたくさんいらっしゃいます。
近頃ではSEOと同じように、GoogleマップやGoogleビジネスプロフィールから集客しましょう、MEO対策が大切ですと営業電話をかけてくる業者が増えています。
対応内容としては、イベント登録やレビューの返信など、概ねこのページに書いたようなことを代行してくれるようです。
それ自体は便利なサービスではあるものの、一部の業者による被害情報が、ネット上にはすでに多く見られる現実があります。
MEO対策業者のあくどい手口とは
一部のMEO対策業者は、Googleビジネスプロフィールを使って、あなたのビジネスの利益をかすめ取るような事をします。
例えば、電話番号が0066に書き換えられていたり、ホームページを持っていないのに、MEO対策業者のホームページアドレスが載っていたりしませんか?
この電話番号やアドレスから予約されると、料金を請求されてしまいます。その点は理解したうえで契約をしていますか?
あなたのビジネスで、電話番号が書き換えられていたり、MEO業者のホームページのアドレスが記載されていたりはしませんか?
あなたのGoogleビジネスプロフィールは、MEO対策業者のものではなく、あなたのものです。そこから来た問い合わせに紹介料を求めるのは、筋がおかしいでしょう。
さらにひどいのは、予約がたびたびキャンセルされるらしい、ということです。予約があった時点で紹介料が発生する契約なので、キャンセルされて来店客数・売上が消えた上に紹介料を支払う…。と損を重ねることになってしまいます。
このパターンは歯医者さんによく見られるようで、もしあなたがよく行く歯医者さんのビジネスプロフィールが、どこか違うホームページや電話番号に書き換わっていたら、それを先生に伝えてみるのも良いかもしれません。
Googleビジネスプロフィールのオーナー権限を渡してはいけません
ここまで読んでくださった方は、Googleビジネスプロフィールがどれだけ大切なものなのか、お分かりかと思います。
予期しない書き換えトラブルを防ぐには、ユーザー管理の機能を理解しましょう。
Googleビジネスプロフィールにはユーザー管理の機能があり、社内のスタッフや協力会社などに、一定の権限を与えることが可能です。
しかし外部の方に権限を預けると、情報を自由に書き換えられるリスクが出てきます。
投稿やクチコミの返信を代行してもらうのであれば、「サイト管理者」の権限で充分です。それ以上になると、ホームページのURLを書き換えたりできるようになってしまいます。
運用のためには必要なケースもあると思いますが、リスクについては充分理解した上で行ってください。
2019年6月追記:
上の説明にて「歯医者さんに~」と書いていたのは、実は理由がありました。
「EPARK歯科」というサービスと契約すると、Googleビジネスプロフィールの掲載内容を変更されてしまうことがあり、ネット上では大きな問題として認識されていたからです。
実際に確認されていた例としては、
・ビジネスプロフィールに掲載しているホームページのリンクが、EPARK歯科のページに書き換えられていた。
・ビジネスプロフィールに掲載している電話番号が、EPARK歯科の番号に書き換えられていた。
などです。
なぜこれが問題なのかと言いますと、EPARK歯科のホームページや電話番号経由で予約すると、EPARK歯科に手数料が支払われる仕組みだからです。
運営元のエンパワーヘルスケア株式会社は、この問題を認め対応を行い、現在は解消したとのアナウンスを出しました。
公式アナウンスはこちら(PDF)
上記は歯医者さんでの例ですが、他の業種でも同じようなことは起こりえますので、注意してください。
繰り返しますが、社外の人に、オーナー権限を渡してはいけません。
一般的な運用であれば、サイト管理者で充分です。
オーナー権限を求めてくる会社とは、契約を慎重に考えた方が良いでしょう。
Googleビジネスプロフィールのスマホアプリを入れよう
Googleビジネスプロフィールにはスマホアプリがあります。
これを入れておくと、質問やレビューにいち早く気づいて返信したり、投稿をスマホから手軽に作成したりできます。
「このお店、すぐに返信が来るな」「よくイベントを登録してるな」と思ってもらえれば、お客さんとの関係性が、より深まるでしょう。
アプリストアで「Googleビジネスプロフィール」を検索すると、すぐに見つかります。
インサイトデータを活用し、お客さんを増やそう!
Googleビジネスプロフィールの管理画面には、さまざまなデータが表示されます。
そのなかでも「インサイト」は、お客さんを増やすのに役立つデータの宝庫です。
このインサイトデータの見方と活用方法をご説明します。
左のメニューから「インサイト」をクリックしてください。
直接検索
インサイト画面には、このような円グラフが表示されます。
「直接」と書かれた緑の部分は、会社やお店の名前そのものを直接検索して見つけた回数です。
例えば「株式会社▲▲」「○○整骨院」といった具合です。
こういう検索はあなたのビジネスを名指しで探しているため、指名検索とも言われます。
直接(指名)検索の特徴は、すでにあなたのビジネスを知っていて、行き方・電話番号・いま営業しているか?などを知りたい人による検索です。
この検索は来店の可能性が非常に高いです。
間接検索
また「間接」と書かれた青い部分。
これは「喫茶店」「美容室」など、そのジャンルで検索された回数です。
こちらは「近くに喫茶店はあるかな?」「仕事帰りに寄れる美容室はどこだろう?」といった感じで、そのエリア付近で比較検討したい人の検索です。
この検索は、直接検索に比べると来店の可能性は低いです。
一般的には直接検索より検索回数が多い傾向にあり、また新規顧客の可能性が高いです。
ブランド名検索
これは支店名での検索です。
準・直接検索といった感じでしょうか。
あなたのビジネスに支店が無ければ、黄色い部分は表示されません。
インサイトデータの活用
青いエリアと緑のエリア、どちらが広い方がいいか?には意味がありません。
大切なのは割合ではなく、総数です。
つまり検索された回数。これを増やしましょう。
間接検索の回数は、同業の中で比較検討された回数です。
ここからのアクセス数を増やすには、「他社より優れていることを伝える」です。
写真・クチコミ・メニュー・ホームページなど、ここまでで伝えた機能をフル活用し、あなたのビジネスがいかに他社より優れているかを伝えるのです。
一方で直接検索を増やす方法。
これは「認知の獲得」という施策が必要です。
あなたのビジネスを知らない人は、あなたのビジネス名を検索できません。
ですので、Googleビジネスプロフィール以外のところで、名前を広く知ってもらう施策を取ってください。
例えば雑誌に広告を出すとか、ローカルTV番組に出演するとか、facebookでシェアしてもらえるような投稿をするとか、twitterを頑張るとか・・・。
そうして名前を知ってくれた人が増えると、直接検索での回数が増えます。
検索キーワードを元に、内容を改善しよう
この円グラフの下に、実際にどんな検索キーワードで検索されたか?がリストアップされています。
ここに表示されている検索キーワードは、あなたのビジネスの特徴を表していますか?またはあなたが「こういうキーワードで検索されているはずだ」という想定に近いですか?
これらはいわば、お客さんの求めていること、ユーザーニーズです。
検索キーワードを元に、説明文を改善したり、写真を追加しましょう。
またホームページの方も、それに合わせて内容を追加していくなどしていくと良いでしょう。
例)「静かなカフェ」での検索が多い場合→ホームページにも「静かな時間を過ごしていただけるカフェです」と記載する。
iPhoneの標準マップアプリで使える、Apple Maps Connect
Appleも、Googleビジネスプロフィールのようなサービスをしていますので、併せてご紹介します。
Apple Maps Connect
https://mapsconnect.apple.com/
機能はまだまだ少ないものの、iPhoneでは標準のマップアプリですので、ビジネスの登録だけはしておきましょう。
例えば運転中に「Siri、どこどこまでナビして」という使い方をしている人はいると思いますので、そういうお客さんにとっては便利になるでしょう。
批判的なクチコミを書かれた時の対応
どんなビジネスであっても、批判的なクチコミが必ず付いてしまいます。
これはビジネスプロフィールに限らず、食べログやエキテン(整骨院クチコミサイト)など、全てのクチコミ・レビューサイトで起こりうることです。
そのようなクチコミが書かれると、ビジネスをやっている側としてはどうしても嫌な気分になってしまいます。
こういう場合は、言われなき批判なのか、こちらの落ち度なのかによって対応が変わります。
言われなき批判、ただのイチャモンだった場合であっても、まずは「ご来店ありがとうございました」「コメントありがとうございます」のような、感謝の気持ちを表して下さい。
続いて「当店のサービスがお気に召さなかったようで、大変心苦しく感じます。」のように、いったんコメントに寄り添う姿勢を見せてください。
そしてその上で「当店では〇〇なサービスをご提供するため、〇〇を行っています」と、お店の方針を、根拠を添えて伝えます。
最後に「頂きましたご意見は、より良いサービスのために参考といたします。今後とも当店をどうぞよろしくお願いいたします。」と結びます。
これはクチコミを書いた人に対してというよりも、この批判的なクチコミを読んでいる他のお客さんに好印象を持ってもらうためです。
こちらの落ち度の場合は、深くお詫びを申し上げるのが良いでしょう。
この時必ずできるだけ早くコメントを返して下さい。
クチコミを読むお客さんは、良い事だけを読みたいのではありません。
悪いクチコミも返信のしようによっては、それを読むお客さんに好印象を持ってもらえますので、気を落とさずにコメントを返すようにしましょう。
分からない事があったら
Googleビジネスプロフィールは、まだまだ発展中のサービスです。
最近は公開している情報もかなり増えてきましたが、サービス自体も未完成ですので、使っていて分からない事がたくさん出てきます。
機能もどんどん追加されていて、検索しても充分な情報が得られない場合があります。
そういう時は、以下のサイトを参考にすると、解決に近づくでしょう。
参考になるサイト
公式ヘルプ
これがGoogleビジネスプロフィールの、正式な説明書です。
https://support.google.com/business/answer/6300665?hl=ja
よくある質問
https://www.google.com/intx/ja/business/faq.html
公式コミュニティ
あなたが疑問に感じたようなことはすでに、誰かが質問しているものです。
ここで質問内容を検索してみて、すでに解決した例を参考にすると、ものすごく早く解決します。
もし同じような質問が見当たらなかったら、ここに質問を書き込むと、詳しい人が教えてくれたりします。
※教えてくれる人はボランティアで、Googleの人ではありません。
まとめ
この記事では、お金をかけずに集客したい、出来ることなら積極的にお店をアピールしたいと考えているオーナーさんに向けて、Googleビジネスプロフィールスタートの流れとその効果を紹介しました。
ここまで読んだあなたは、もうGoogleビジネスプロフィールのマスターとなり、無料でネット集客するための武器を、ひとつ持つことができました。
さて、そこでひとつお願いがあります。
もしあなたの知り合いに、この記事が役立ちそうだなと思ったら、「こんな記事があったよ」と教えてあげてもらえませんか?
または、この記事をfacebookやtwitterでシェアしてください。(下のボタンを押すと便利です。)
お知り合いの方もGoogleビジネスプロフィールに一度登録をすれば、あなたと同じように、きっと無料で集客力をアップできるでしょう。
みなさんのお店・会社の集客に、この記事が少しでも役に立ちますように。