タイトルと説明文を改善して、検索集客力をアップしよう

タイトルと説明文を改善して、検索集客力をアップしよう

タイトルと説明文の改善は効果バツグン

検索結果の画面には、さまざまな情報が表示されます。
中でも重要なのが、タイトルと説明文です。
タイトルと説明文とは、検索結果画面に表示されるここの文章のことです。

あなたは検索をした時、検索結果画面を上から順にひとつずつクリックするでしょうか。
おそらくそんな事はしないでしょう。
ほとんどの人は、上から検索結果を斜め読みして、「ここに自分の欲しい情報がありそうだな」と思い、見当を付けてクリックします。

ですのでここのタイトルと説明文は、検索ユーザーが自社のホームページに訪問してくれるかどうか、それが決まるとても大切ものなのです。

しかし、であるにもかかわらず、ここの文章をしっかり考えて書く人は非常に少ないです。
何を基準に書いたら良いか分からない・ページが多くて手が回らない・またはここの重要性をご存じないなど、理由はさまざまです。

タイトルや説明文の改善は自社内で十分でき・お金はかからず・短い時間ですぐ取り組める・それでいて効果バツグンの、オイシイ施策だと言えるでしょう。
そこでこの記事では、集客に効果的なタイトルと説明文の書き方について、やさしく説明します。

効果的なタイトル・説明文の書き方

効果的なタイトル・説明文を書くためのポイントは、主に次の4つです。

  • 1. どこでやっているのか地域名を入れる。
  • 2. 他社と比べてどんな点が優れているか?を書く。
  • 3. 直接的で分かりやすい表現にする。
  • 4. 約30文字程度にまとめる。
  • 5. 大切な事は前の方に書く。

それぞれ説明します。

タイトルの書き方

1. どこでやっているのか、地域名を入れる

これはローカルビジネスの場合です。
ローカルビジネスとは、店舗や事務所を持ち、主にその地域のお客さんを相手にビジネスをしている業態のことです。

この場合、地域名は必ず商圏を考えながら入れて下さい。
たとえば歯医者や整骨院だったら半径3,4kmくらいまでかと思いますので、「大分市金池町の」といった街単位、広くても市単位までの広さが良いでしょう。
お客さんは「大分県の歯医者」のような広い範囲では探さないからです。

しかし弁護士事務所や塗装屋などでは、隣の市から依頼が来ることは普通にありますので、そういう場合は商圏に合わせて「大分市・別府市の」などが良いでしょう。
こうすることで「金池町 整骨院」「別府市 外壁塗装」などで検索している人に、クリックされやすくなります。

一方でネットショップは商圏が全国ですので、あまり地域名は必要ありません。
でも「大分県産のしいたけ」「別府温泉」「中津からあげ」など、地域名がブランドになっている場合は入れて下さい。

2. 他社と比べてどんな点が優れているか?を書く

先ほどの、金池町の整骨院を例に説明します。
通常であればタイトルは「大分市金池町の〇〇整骨院」で良いでしょう。
しかしもし、大分市金池町に整骨院が何カ所かある場合は、これだけでは不十分です。
お客さんはいくつかの整骨院を、比較検討するからです。

そういう場合は「交通事故治療が得意」とか「産後の骨盤矯正はお任せ」など、競合他社と比較して優位である点をアピールしましょう。
「大分市金池町の交通事故治療が得意な〇〇整骨院(22文字)」 といった具合です。
これによりお客さんに、あなたのビジネスを選んでもらう理由が伝わります。
また「金池町 交通事故 整骨院」など、より深い条件で検索している人にクリックされやすくもなります。

▲常に顧客に比較されている意識を持ちましょう

優位点のパターンとしましては、地域で何年続けていますとか、これまで何名の患者さんを診てきましたなどの、実績アピール。
大分駅から徒歩何分、などの地理的な優位点。
駐車場完備、など設備の優位点。
土日も診療、夜10時まで受付などの、時間的な優位点も良いでしょう。

ここで気をつけるべきは、必ず競合他社の調査が必要であるという点です。
例えば大分駅から徒歩5分のところにあっても、他社が徒歩3分のところにあると、それは優位点とは言えませんので、他の優位点を探しましょう。

しかし他社が徒歩3分であっても、そのことをHPに書いていなければ、徒歩5分と書く事によってお客さんは近いと感じてくれるかも知れません。
優位点は、必ず競合他社との比較によって決まると言うことを覚えておいてください。

3. 直接的で分かりやすい表現にする。

中小企業や小規模事業者が大手企業のように、会社のビジョンや抽象度の高いメッセージを伝えるのは、全く得策ではありません。

「あなたの明日を照らす 〇〇整骨院」
「地域の皆様のために!〇〇産業」

こういったタイトルはよく見かけます。
しかし一体何をしてくれるビジネスなのかひと目では分かりづらく、競合と見比べられたとき不利になってしまうため、良いタイトルとは言えません。
カッコつけず、もっと具体的で直接的に、お客さんにとってイメージしやすい文章にしてください。

4. 約30文字程度にまとめる

タイトルは何文字でも設定できるのですが、表示される文字数に限りがあります。
約30文字を超えると、それ以降の文字は…で省略されてしまいます。
ですのでこの文字数内に大切な事を盛り込み、タイトルを上手く組み立てる必要があります。

自分のビジネスのことを書くわけですから、こんなの簡単だと思うかもしれません。
しかしここまで説明しました4つのポイントを考えつつ30文字にまとめるというのは、実際やってみるとなかなか難しいものです。

以上が魅力的なタイトルを書くための4つのポイントです。
次に説明文の書き方を説明します。

5. 大切な事は前の方に書く。

さらに、大切なことはタイトルの頭の方に書いて下さい。
多くのお客さんはタイトルを最後まで読みません。
大切なことが後ろの方に書かれてあるタイトルは、クリックされるチャンスを逃すでしょう。

なお自社名を、タイトルの頭に置くか後ろに置くかで悩むかも知れません。
私は基本的には、自社名は後ろに置く方が良いと考えます。
最近Googleはこのように、タイトルの上に自社名を表示するようになったからです。

限られたスペースですので、その中での情報量が最大になるよう工夫していきましょう。

説明文の書き方

説明文はスマホでは約50文字ほどと、タイトルよりも表示される文字数が多いです。
良い説明文を書くには、2つのアプローチがあります。
タイトル文は30文字程度とかなり制限がありましたので、各ポイントを絞らなくてはいけませんでした。
そこで説明文には、タイトルに入れられなかった事を書くと良いでしょう。
例えばタイトルが「大分市府内町のコーヒーショップ 〇〇コーヒー」であれば説明文には、駐車場が何台あるとか、イートインできますとか、豆の販売やってますなどです。

ところで、説明文にタイトルと同じ事を書いているケースが良くありますが、これはもったいないです。
例に出して申し訳ないのですが、大分市の公式HPは、タイトルが「大分市公式ホームページ」で、説明文の冒頭も「大分市の公式サイト」と書かれてあります。

言い方は若干違いますが情報量が全く増えておらず、ユーザーは同じ事を2回読まされてしまいます。
説明文にはタイトルと違うことを書きましょう。

タイトル・説明文を設定しよう

ところでタイトルや説明文は、どこで設定するものでしょうか?
トップページの一番上に書いたら良いでしょうか。

WordPressの場合は、設定→一般設定→サイトのタイトル です。

設定が分からないという方は、ホームページの担当の方や制作会社さんに「タイトルをこう変えて欲しい」と伝えてください。

これでお客さんにも分かりやすく、Googleにも内容が伝わりやすいタイトルができました。
きっと検索からの集客力がアップできることでしょう。
なお、一度で完璧なタイトルを書くのはなかなか難しいです。
いったん替えて他社との並びを見比べてみて、しっくりこなければまた考える、というのを繰り返してみても良いでしょう。

なお検索結果の画面に反映されるまでには、数日ほどかかるかもしれません。
急ぎたい場合は、サーチコンソールでリクエストを出しクローラーを呼んでください。

効果的なタイトルと説明文の書き方をまとめます。

  • 地域名を入れる。
  • 直接的な表現にする。
  • 特徴特徴を入れる。
  • 全30文字程度にする。
  • 大切な事は前の方に書く。
  • 説明文は、タイトルに入れられなかった事を書く。

これでタイトルと説明文はバッチリです。
多くの検索ユーザーを獲得し、ビジネスの成果につなげていきましょう。