HTMLとタグ
ホームページは書類と同じ
SEOを学んでいく中で、必ず「タグ」という言葉に出会うでしょう。
タグとは、ホームページの各ページにて、文字・画像などのいろんな要素を定義するために使う命令文です。
これを理解するためには、HTMLの初歩的な知識が必要です。
このページでは、HTMLとは何か?を通じて、SEOに大きく影響するタグについて学びます。
ホームページは、たくさんのページで構成されています。
それぞれのページには、文章だけでなく、画像や動画・音楽が流れたりするものもあります。
そのように見た目が楽しいものもたくさんありますが、ページとは、本質的にはドキュメントであり、つまり書類と同じです。
普段から会社で使っている、あの馴染みある紙の書類と同じなのです。
構造を考えることが大切
書類を作る時、あなたはどうやって作りますか?
伝えたいテーマがあり、内容を分かりやすく伝えるために、その構造を考えます。
メインの見出しを置いて、挨拶文を書いて、それから詳細かな・・・など1枚の中でパーツを分け、役割や順番を考えます。
見出しを省いていきなり詳細から書いたり、パーツに分けず最初から最後まで延々と文章を続けて書いたりはしません。
ホームページの各ページも、それと全く同じです。
各ページの内容を見出しや挨拶文などに分け、それぞれ役割を持たせることで、読む人にとって分かりやすく、そして同時に大きなSEO効果も得られます。
しかしホームページでは、各ページのパーツ・構造を意識して作る人は、とても少ないです。
おそらく本質的には書類と同じだということをご存じないことや、画像や見た目に意識を取られ構造の事を忘れてしまう・・・などが原因かもしれません。
書類にはどんな要素がある?
紙の書類の事を頭に思い浮かべてください。
書類は多くの場合、こういう感じの構成になっています。
大切なのは、各要素が構造的になっているということです。
まずは大見出しがあります。
次に本題に入る前に、ざっくりと書類の要点をまとめたり、話の経緯が書かれてあったりする、概要文があります。
そして伝えたい事を大まかに小見出しにして分けます。
さらにそれぞれの内容は、各小見出しの下にぶら下がる形です。
この、「書類は構造をとても強く意識して作られている」ということを理解してください。
見出しが無く、つらつらと思うままに書かれた随筆のような書類では、書いてある事が伝わりづらく役に立ちません。
なぜこんな事を言っているのか。それは、実はこれはホームページでも同じだからなのです。
HTMLとは、役割を割り当てるマーク
さてそれではいよいよ本題のHTMLとは何か?について説明します。
HTMLとは、ページ内の要素(文章や画像など)に対して「これは大見出し」「これは説明文」などと役割を割り当てていくためのマークです。
ページ内に文字がつらつらと書かれていても、読む人にとっては分かりづらいものです。
そこでホームページ内の要素に、ここは大見出し、ここは小見出し、ここは内容・・・といった感じで、それぞれの要素に役割を割り当てていくことで、読む人に分かりやすくなります。
そしてこの役割がSEO上とても大切なのです。
Googleは、人にとって役に立つページを高く評価する、という事を思い出してください。
ページを作る時には、大見出しに指定する文章には「大見出し用のHTMLタグ」、小見出しに指定する文章には「小見出し用のHTMLタグ」を使います。
構造を意識してページを作成し、それぞれの役割を割り当てることで、あなたが意図した通りに検索エンジンに伝わるようになるでしょう。
・・・では具体的にどんな風にマークを書くのか?それは別の回でご説明するとし、今回は「構造が大切なんだ」「HTMLとは役割を割り当てることなんだ」の2つを覚えて頂ければ充分です。
まとめ
- ホームページ内の各ページは、本質的には紙の書類と同じです。
- 書類と同じくページにも「大見出し」「説明」「小見出し」などが必要です。
- ページの中の構造を考え、それぞれの要素を割り当てるために、HTMLタグを使う。
以上です。
構造を意識し、SEO効果の高いページを作りましょう。