Googleのビジネスを理解しよう

Googleのビジネスを学ぼう

SEOを学ぶ上で最も大切なこと、Googleのビジネスを理解しよう

SEOを学ぶなら、何よりも先にまずGoogleのビジネスを理解しましょう!

「Googleのビジネスを理解?そんなことよりも、サクッと順位の上がる施策を教えてくれよ!」と思う気持ちは分かります。
でも私は、そこを敢えて一歩立ち止まり、ここについて学ぶことを、強くオススメします。

実はGoogleのビジネスを理解する事こそが、SEOを最も効率良く学ぶための、最初の一歩とも言えるのです。

なぜSEOを学ぶ上で、Googleのビジネスを理解することがそんなにも大切なのでしょうか。
それは、SEOについて自分で考えられるようになるからです。

SEOについて自分で考えられるようになるとは?

これから皆さんがSEOについてついて学んでいく中で、SNSやニュースサイトなどで「そんな情報があるのか」と新しい情報に触れることがあるでしょう。
Googleのビジネスについて理解していると、その時に、その情報がどれくらい正しそうなのか・再現性がありそうなのか・やるべきなのかどうなのかなど、そのアタリが付けられるようになります。

SEOは何をするにも自己責任ですので、やるかやらないかの判断は、自分で行わなくてはいけないのです。

Googleのビジネスを理解するというのは、いわばSEOでの北極星を見るようなものです。
遠くにあるのですが、ずっと位置が動かず進むべき方向性を教えてくれる、そんな存在です。

進むべき方向が分かるようになる、というのは逆に言うと、効果の無いもの・やってはいけないことも分かるようになるという意味でもあります。
SEOと呼ばれる施策は、世の中にとても沢山の種類があります。
その中には効果が無いものや、むしろ逆効果・悪影響を及ぼすものすらあります。

例えばSEO業者の中には、実は効果が無いと分かっていつつも、お金のために高価なサービスやツールを販売する者がいます。
最悪それらの中には、やってしまうと一発アウトの致命傷となるようなものまであるのです。
SEOの世界とは、実はそういった魑魅魍魎の潜む伏魔殿、闇の深い世界という側面があるのも事実です。

ですのでGoogleのビジネスを理解することで、たくさんの施策の中から優先順位を自分で見極めたり、また偽の情報からこの先何年にも渡ってあなたを守ってくれたり、そのような大きなメリットがあるのです。

では具体的に、Googleはどんなビジネスで収益を上げているのでしょうか。
答えを先に言いますと、Googleはインターネット広告により収益の8割を得ています。

インターネット広告・Google広告とは?

Googleが提供している広告システムにはたくさんの種類がありますが、検索連動型広告と呼ばれるものはその代表のひとつです。

あなたがインターネットをしている間、あちこちで広告を目にしていると思います。
Google検索で何かを検索すると、その検索結果の画面の上の方や下の方に、広告というマークと一緒に文章が表示されます。

検索連動型広告の例▲検索連動型広告の例

これがGoogleによる検索連動型広告で、Googleはこの検索連動型広告から、非常に多くの収入を得ています。
検索連動型広告は、クリックされるほどGoogleの収入が増えます。
だからGoogleは、多くの人に検索連動型広告をクリックしてほしいのです。

しかし、Google検索が使い勝手の悪いものだったら?または知りたい事を教えてくれないトンチンカンな検索エンジンだったら?
・・・誰もGoogle検索を使わなくなってしまいますよね。
すると検索連動型広告をクリックする人が減り、広告を出す人も減り、Googleは検索連動型広告から収益を得られなくなってしまうでしょう。

だからGoogleはGoogle検索を、使い勝手が良く、知りたい事をすぐに教えてくれる最高の検索エンジンにしたいのです。
「あ~、Googleで検索して良かった!」と思ってもらいたいのです。

Googleが考える、ユーザーにとって有益な情報とは?

一体どのような答えを返せば、ユーザーは「Google検索って最高!」と思ってくれるでしょうか。
それは、ユーザーにとって有益な情報を返すことです。これしかありません。

Googleは、ユーザーにとって有益な情報を掲載しているウェブサイトを上位表示させるのです!

ここでいう「有益な情報」とは、どのような情報なのでしょうか?
これについてはGoogleが「ウェブマスター向けガイドライン」を発表しており、その中に大まかなポイントが記載されています。

これらを総合してひとことで言うと、「ユーザーの知りたい情報を伝えましょう」という意味です。
Googleはそのページがユーザーが知りたい事を書いているか?について重点的に評価し、掲載順位を決定しているとのことです。

ユーザーが知りたい事をどうやって調べるか?

実はユーザーが知りたい事を調べる方法は、いくつかあります。
例えば、すでに上位表示されているページを調査する・サジェスト(検索語句と一緒に検索されがちな関連語句)を調べる・お客さんに尋ねるなど・・・。

これ以上の具体的な手法については回を改めるとしますが、ここまで話を聞いただけでも、例えば「キーワードをたくさん詰め込むと上位表示する」などは正しくなさそうだな、となんとなくお分かりでしょう。

今回はまず、「Googleは検索連動型広告から大きな収入を得ている。そしてそれを増やすために、ユーザーにとって有益な情報を返すよう検索エンジンを調整している」ことを理解して頂ければと思います。