立候補者のイメージカラーの決め方

選挙では、候補者ごとにイメージカラーを設定することが多いです。
その候補者の人柄や特徴、または選挙に対するスタンスなどを色で表します。

基本的には何色でも良いと思いますが、淡い色や薄い色をイメージカラーにするのは避けた方が良いでしょう。
なぜなら、ポスターやチラシ、またはSNSのバナーなどがデザインしづらくなるからです。

確かに他の候補者との違いを出したり、ブランディングのような効果を狙って、あまり普段は使われないような色を使うことはあり得ます。
しかし、淡い色をイメージカラーにするべきではない最も大きな理由は、淡い色は白に重ねづらいからです。
白い背景に淡い色の文字を重ねても非常に読みづらく、読みやすくするためにデザインに大きな制限が出たり、工夫に時間や手間がかかってしまうのです。

赤、青、緑などのはっきりした色は視認性がとても高く、デザインがしやすいです。
名前が見やすくなることで、結果として支持につながるデザインが作りやすくなります。
ただし、他の候補者が多い選挙では、赤、青、緑などの色が他の現職の候補者のイメージカラーとして使われていることもよくあります。

こういった場合は、全く気にせず同じ色を使うのも一つの方法ですが、もし少し色を変えたい場合は「コントラスト比」という値を目安にしてください。
具体的には、白とその色のコントラスト比が1対3以上になることを目安に、色探しをすると良いでしょう。
それにより視認性を保ちつつ、独自の色を使えます。

コントラストチェッカーというサービスがありますので、そういったものを利用するのも良いです。
またよく分からなければ印刷会社のデザイナーさんなどと相談して、白と1対3以上のコントラスト比で例えば緑に近い色を探してもらうなどお願いすると良いと思います。